読書⑨⑩「陽気なギャングが地球を回す」 伊坂幸太郎著

題名通り、陽気なギャングたちによる銀行強盗及びハートフルな物語。

【ギャングの構成員】

成瀬:リーダー。役所勤務の管理職。嘘がわかる個性の持ち主。お堅い職業の割に仲間内では陽気

響野:喫茶店のオーナー。超絶おしゃべりな陽気

久遠:スリの天才。怖いもの知らずな若い陽気

雪子:意外と大胆な陽気、、、優しい。絶対音感ならぬ絶対時間の持ち主

 

陽気なギャングが地球を回す」と「陽気なギャングの日常と襲撃」の2作品、文庫本にしてはボリュームがあるのに全く飽きない構成。

エンタメの本が読みたいと思ったら、この本はおすすめ。頭を使わずに楽しめる。

 

陽気なギャングが地球を回す

成瀬の計画のもと4,000万円の銀行強盗を成功させるも、全く関係のない現金輸送車ジャック犯に横取りされる。

4人は4,000万円を取り返すのか、諦めるのか、、、取り返すに決まってる。

 

【陽気なギャングの日常と襲撃】

4,000万円の決着がついた後の4人それぞれの日常。

普段銀行強盗をしているので、たまに人助けをして「±0」にする。

こちらの作品では「成瀬に踊らされる響野と久遠、踊らされる2人を見て楽しむ成瀬」という構図が最高にハートフル。